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南薩観光株式会社

【海外展開の経緯と概要】

もともとは国内ツアーの造成・販売を行っていた旅行部門があったが、2012年の春からインバウンドにも力を入れるようになり、2013年にはGSE事業本部(グローバル・セールス・エクスプローラー)に改組して、インバウンドを推進している。

南薩観光では、一般貸切バスの運行を行っており、そのバスを生かした旅行商品の造成から派生して旅行商品の企画を行っている。現在では、自社運行のバス以外でもインバウンドのツアーをアレンジしている。

現状では、インバウンド関連の事業が会社全体の売上に占める割合は10~20%である。今後は訪日旅行のビザ要件が緩和され、インバウンドは増えていく見通しであり、その比率は高めていく方向。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

2013年の春に鹿児島国際大学の大学院を卒業した中国人留学生(男性)を採用している。もともとその奥さん(鹿児島大学に通っていた中国人留学生)が南薩観光で働いていたが、出産に伴い長期休暇に入ったため、欠員を補充する形で採用した。

最初に採用したその奥さんは、2012年の春に鹿児島市内のホテルでアルバイトをしており、外国人を探しているときに業務上接点のあるホテルから紹介してもらった。

【活用を図る上での工夫・課題】

顧客の大半は中国からのインバウンド客であり、そのアレンジに関する業務は、彼が語学力を駆使して切り盛りしている。

マレーシアやタイ、シンガポールなどの顧客に関しては、英語のできる日本人従業員(パート)が対応している。

グローバル産業人材の活用に関しては、経営者の意識が非常に重要で、経営者の意識改革も必要である。同社の場合は、経営者が海外に対してオープンな意識を持っていることが今日の事業につながっている。

【採用のメリット】

現在活躍している人材は大学院で経済学を学んでいたこともあり、ビジネスに対する感覚は備わっており、日本語能力も問題なかったため、即戦力として活躍できた。

対中国ビジネスは難しいといわれているが、同じ国籍同士がやり取りすることによって中国語のできる日本人ではうまく処理できない問題をクリアすることができている。

海外の旅行会社と商談を行ったりするときに、日本人社員だと持ち帰って検討・返事をするということが多いが、外国の企業は即断即決を求める傾向が強いために、こうした対応だとその後の商談が成功しない。外国の企業文化にも理解のある社員が即断即決で対応することで、商談が続くといった効果が生まれている。

【求める人材像・人材の確保について】

現状では採用している人数が1~2人なので、採用は社内外のネットワークを駆使して人材を探している。ただし、今後事業が拡大していって、多くの人材を採用する必要が生じたときには、こうした手法では限界があるため、ハローワークや大学に求人を出すなどの対応を考える必要がある。

現在、県の緊急雇用対策事業を活用して、インバウンドのプロモーションにかかる広報媒体の作成に着手しており、タイ語や英語の広報ツールを作成している。この事業の延長で、雇用している人材(日本人6人、外国人2人)の中から社員として採用する可能性がある。

【企業の概要】

本社所在地 鹿児島県南九州市
(GSE事業本部の所在地は鹿児島県鹿児島市)
設立 1984年
代表者 代表取締役 菊永 正三
主な製品・事業 一般貸切バス、旅行業
従業員数 35人
海外事業の主な対象国 中国など
外国人社員数 男性1名
外国人社員の出身国 中国
外国人社員の採用時期 2013年
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