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株式会社キザクラ

【海外展開の経緯と概要】

1995年に韓国向けの輸出を開始して以降、輸出先を中国、香港、台湾などアジアを中心に拡大。

売上に関しては、国内8に対して、海外は2程度。ただし、海外の売上は倍々で増えているのに対して、国内は微増である。

国内は釣り人口が減っており、とくに自社製品の主力である磯釣りは、マニアックな分野なためにバス釣りなどと違って新たに参入する人も少ないこと、海外では富裕層のレジャーとして釣り人口が一定程度おり、市場の成長性を考え、海外展開を進めた。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

2012年度に佐賀県が実施していた「グローバル人材確保支援事業(注)」を活用して佐賀大学に留学中の学生(女性)を契約社員として1年間受け入れ、その後、正社員として登用した。
(注)留学生などを対象に県内企業に一定期間就職し(その間の給与や教育者に係る費用を補助)、必要な知識・技能を習得し、正社員への登用につなげるもの。現在では事業は終了。

【活用を図る上での工夫・課題】

留学生だからといって特別扱いはしない。日本人が変に気を回して何でも大目に見ていると、その人材がいつまで経っても成長しない。人から言われたことは必ずメモをきちんと取るべしなど、かなり厳しく指導した。

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【採用のメリット】

中国での見本市では説明員として顧客からの問い合わせに対応している。まだ新人であるため商談は難しいが、お客様からの質問に対応していくことで中国市場のニーズを効果的にくみ上げるだけでなく、自身の成長(商品知識の深化)もできている。

このほか、海外からのお客様があったときに対応を行ってもらうほか、商品カタログの翻訳なども、外注せず自前で製作できるようになっている。

商品カタログについては、一時期CD-ROMに収める形態を取ったことがあるが、中国のパソコンでは再生ができず、紙に切り替えた。こうした情報は彼女が顧客とのやり取りの中で情報をつかんできたもので、それが業務の改善に生かされた事例である。

【求める人材像・人材の確保について】

留学生の中には、学費や生活費を稼ぐためのアルバイトにばかり時間を取られ、大学できちんと勉強してきていない人もいる。企業で活躍するには、パソコンを使っての業務(とくにexcel)は必須であるが、「excelができる」といっても「できる」のレベルが企業と求めるものと大きな開きがある。パソコンの基礎は大学で学んでおく必要がある。

また、留学生の場合、就活に対する意識も日本人とは大きな開きがある。受験しようとする企業の研究を全く行っていなかったり、1社しか応募していなかったりする。日本での就職を希望する留学生に対しては、早い内に就職指導を行う必要がある。

外国人の採用は実務面でさまざまな負担が大きかったが、商工会議所からビザ発給などにかかるサポートを得ることができ、大きな支えになった。

大学での教育とは関係しないが、自動車運転免許を取得していないため、出張の際に他の社員が駅まで送迎するなど業務に支障を来たすこともある。

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【企業の概要】

本社所在地 佐賀県伊万里市二里町大里乙3503
設立 1989年
代表者 代表取締役 草野 剛
主な製品・事業 釣り用品(ウキ、ルアー、小物、アパレル等)の製造・販売
従業員数 12名
海外事業の主な対象国 中国、韓国など
外国人社員数 女性1名
外国人社員の出身国 中国
外国人社員の採用時期 2013年(契約社員としての採用は2012年)

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