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八江農芸株式会社

【海外展開の経緯と概要】

種苗の生産に関して、ミャンマーとインドネシアに農場を有しており、現地で生産された種苗を日本へ輸入している。種苗によっては手作業による交配が必要な品種があり、人件費の安い海外での事業に適しているため。

販売に関しては、中国をはじめアジア諸国や欧米に対しても輸出を行っている。

このほか、オイスカからの研修生の受け入れなどは古くから行っており、外国人との交流は古くから盛んに行われている。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

外国人は、本社にアメリカ人が1名いる。

最初に雇用したのは、ミャンマー人である。先代がビルマ戦線に派遣された過去から、当地での恩返しのため事業としてミャンマー人を研修で受け入れた後、自社で採用し、その後ミャンマーでの農園を展開するときに現地のトップとして派遣し、現在は独立している。

アメリカ人は、長崎の大学に留学していた学生が、園芸に興味があることから長期間アルバイトを行っており、卒業にあわせる形で採用となった。

このほか、社員とは違うが、自社に研修に来ていた外国人が帰国後、ビジネスパートナーとなって取引を続けているケースもある。

【活用を図る上での工夫・課題】

オイスカなどから研修の受け入れを依頼されることが多く、古くから外国人を受け入れる素地があったこと、先代が早くから東京よりもアジアに目を向けるという意識を持っていたことから、外国人を受け入れる社内の風土ができていた。

英語ができる社員の1人であるため、国際業務に関する出番が多いが、グローバル人材としてのスキルを発揮するような業務は、担当業務の1割程度でしかない。

文化・宗教の違いに関しては、お祈りの時間などの配慮はする。抜け出るときなどは、その都度本人から事前に申し出るように指導しているが、初めのうちはこちらから声をかけるといった配慮はしている。

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【採用のメリット】

言語能力に関しては、単純な語学力というよりも細かいニュアンスの理解ができることがメリットで外国人相互のほうがスムーズに話が進む。

食生活に関わるビジネスを行っているため、外国人ならではのセンスが海外市場の特徴を踏まえた商品開発など新しいビジネスの種となるといった効果がある。

研修生、研修生から採用に至った社員の貪欲な姿勢は、日本人社員に刺激を与えている。また、多くの外国研修生を受け入れていることから外国人と接する機会が必然的に多くなり、外国人に対するオープンなマインドが醸成されている。地方都市ではまだまだ外国人は珍しく、こうしたマインドの醸成も効果としてあげられる。

【求める人材像・人材の確保について】

日本人、外国人に関わらず、国際業務が主にはならないことを理解してもらった上で働いてもらっている。

語学力はそれほど求めないが、日本の企業文化への理解や実習でもまれた人材のほうが望ましい。

日本語能力は、学校で学んだものと仕事をしていく中で求められるものとではギャップがあり、現場に出られるレベルに達しないまま、辞めてしまう人材もいる。そのギャップを埋めるための勉強の機会と費用の支援が望まれる。

【企業の概要】

本社所在地 長崎県諫早市厚生町厚生町3-18
設立 1948年
代表者 代表取締役会長 八江正光
主な製品・事業 種苗生産、農業資材の販売 等
従業員数 160人
海外事業の主な対象国 ミャンマー、インドネシアほか
外国人社員数 男性1名
外国人社員の出身国 アメリカ
外国人社員の採用時期 1995年
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