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株式会社旭製作所

【海外展開の経緯と概要】

海外への輸出は10年前から着手し、2年前から本格化させた。主な輸出先は、中国、韓国、東南アジアで、一部は欧米にも輸出している。製薬メーカーや化学メーカー向けの理化学用ガラス製品が主な製品。

アジア諸国は製薬メーカーや化学メーカーはあっても、それを支えるガラス機器のメーカーがないため、ビジネスチャンスが存在している。

会社全体の売上に占める海外事業の割合は数%であるが、これは国内と海外での販売方法の違い(国内は付帯装置も含めた形での販売、海外では製品単品での販売)によるもので、主力となるコア製品の出荷台数で見た場合には、国内よりも海外の方がウエイトは高い。

中国とインドに合弁会社を保有している。取引は商社等を通さず、自前で行っており、海外の代理店との間では、英語でやり取りを行っている。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

海外事業の本格化にあわせて、英語のできる人材の採用を拡大していく過程で、2013年に九大のビジネススクール(以下、QBS)から韓国人留学生(女性)を1名採用した。

同社の管理職がQBSに社会人学生として通っている中で、留学生と知り合いであったこと、彼女が日本の中小企業に興味を持っており、在学中に企業論の研究もしてきた中で、能力を生かすことのできる企業と感じたことから、応募→試験→採用となった。

【活用を図る上での工夫・課題】

ビザに関しては、人文知識・国際業務で取得しているが、中小企業の現場の業務と照らし合わせると、なかなか適合しにくく、業務遂行上難しい面がある。ビザの取得にかかる諸手続は、行政書士に対応してもらった。

社長は長期間の海外留学の経験があり、外国人に対する抵抗が少なく、採用に当たって特段外国人であることを意識することもなかった。

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【採用のメリット】

現在、アメリカでの営業強化に向けて販売用のプレゼン資料の作成や価格表などの作成を行っているが、業務のスピードは早く、アウトプットの品質も高いなど外国語ができることを差し引いても、優秀な人材として1年目から活躍しており、日本人社員の刺激になっている。

対韓国との取引に関しては、日本人が対応する場合、お互いが外国語(英語)で話すため意思疎通があまりスムーズではないが、韓国人同士でのやり取りとなるためスムーズにできている。

【求める人材像・人材の確保について】

日本人、外国人を問わず、英語力は必要で、採用試験の際には受験生同士での英語のディスカッションを課している。英語力のある人材という条件で求人を出した場合、応募は通常の3分の1程度になる。

留学生に関しては、日本人と違って英語はある程度できるのが普通なので、どちらかというと日本語能力を評価する。

グローバル産業人材という点で考えた場合、外国人とふれあう機会などを設けて、外国人を前にしても固まらないマインドを育んでおいてもらいたい。

社内での英語の勉強会も行っている。英語が苦手な社員がおり、業務に必要なことから別途トレーニングを積む必要があることから、外国人の講師を招いて実施している。

【企業の概要】

本社所在地 熊本県荒尾市高浜1978
設立 1950年
代表者 代表取締役社長 池田靖之
主な製品・事業 理化学用ガラス製品の製造販売 等
従業員数 178人
海外事業の主な対象国 中国、韓国、東南アジア
外国人社員数 1人
外国人社員の出身国 韓国
外国人社員の採用時期 2013年

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