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株式会社山下工芸

【海外展開の経緯と概要】

1999年から欧州の市場に日本の製品を売り込むべく、陶磁器メーカーや商社などと連携し、見本市への出展などを行い、輸出拡大に取り組んできたのが最初であるが、中国製の安価な商品に追随されて、欧州への展開は一時休止した。

2004年からは、中国(杭州)に事務所を開設し、受発注業務を行っている。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

インターンシップで同社に来ていた留学生の仕事ぶりが優秀なことから、その延長線上で採用に至った。

【活用を図る上での工夫・課題】

離職のリスクはあるものの、良好な関係を保ったままでの離職であれば、離職後の新しい仕事を通じて新たなネットワークを築くことができるので、必ずしもマイナスにはとらえていない。

良好な関係を構築していくためのポイントは、コミュニケーションを取ることに尽きる。外国人は積極的なことが多く、日本人と同じように接していれば、信頼を得ることにつながる。

ただし、プライベートにはあまり踏み込んではいない。こうした点は同じ女性の上司が信用されており、相談には乗っている。

外国人社員が複数人になったときは、新人を先輩の外国人社員につけることはしない。外国人を上下関係で縛ってしまうと、2人の枠の中で世界が完結してしまうのと、トラブルが起こりやすいという問題もある。別のラインに置くことにより、競争意識が働いたり、別の形での成長が促進されるなど、双方の成長を促すことができるといったメリットもある。

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【採用のメリット】

語学力を生かして取引や顧客への説明がスムーズに行くことのほか、文化に関連する商品を扱っていることから、単なる言語能力に止まらない文化的背景なども理解した上での説明等ができており、ビジネスが円滑に進むことから外国人を継続的に採用している。

中国との取引では、独特の商習慣への対応に多くの日系企業が苦慮しているが、日中両国の商習慣の双方に理解のある人材が対応することで、自社の利益を損なわず、交渉や根回しを進めることができ、取引を安定化させることができている。

仕事のスピードに関しては、日本人も外国人も差はない。外国人の場合はネットワークが強く、それがビジネスを行う上での強力なバックボーンになっている。

【求める人材像・人材の確保について】

中小企業であるため、多くの仕事をこなす必要が出てくる。同じ人材であっても大企業に入社した場合は1~3までの仕事しかしないものが、中小企業の場合は1~10までこなすようなことになるため、企業を志す人材には適した職場であると考える。

会社側からすれば、留学生はキャリアアップ志向が強く、離職のリスクがあることを理解した上で、意欲と能力の高い人材を採用することになる。

同社が扱っている商品が工芸品であり、文化の要素が強いため、商品への興味がある学生が聞きつけてインターンを希望したり、就職を希望してくる。そのため、中小企業だからといって、学生に見向きもされないということはそれほど感じない。大企業志向が強いのはむしろ日本と韓国くらいではないかと考えている。

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【企業の概要】

本社所在地 大分県別府市上人仲町13-43
設立 1975年
代表者 代表取締役社長 山下謙一郎
主な製品・事業 ホテル・レストラン・外食チェーン向けの業務用和洋食器の企画販売、セレクトショップ向け生活雑貨の企画販売
従業員数 20名
海外事業の主な対象国 中国、台湾、欧米
外国人社員数 男性1名、女性2名
外国人社員の出身国 中国
外国人社員の採用時期 2005年

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