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株式会社デンケン

【海外展開の経緯と概要】

半導体や液晶、太陽電池などの業界自体が早くからグローバル化が進んでおり、特に東アジア諸国への対応は、企業の成長に合わせて着実に進んできた。

2004年にタイ、2005年に台湾、2010年には韓国に支店を開設しており、現在は海外3カ国・地域に拠点を有している。

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【グローバル産業人材採用の経緯】

当初は、タイや台湾の現地採用が先行し、次いで、本社採用として韓国からの技術研修派遣者や日本文理大学の理工系の留学生の採用へ拡がっている。大分大学にも理工系人材はいるが、国費留学生で卒業後は帰国することから採用の可能性がない。

採用の経緯は、半導体製造装置や太陽電池検査装置の事業化に伴い、技術開発などの分野で産学連携を進めていく中で、大学の先生との密な交流関係ができ、その縁から、先生からの紹介で優秀な人材を紹介してもらっている。

【活用を図る上での工夫・課題】

大学の先生が推薦する人材であるため、履修単位も早い時点で揃っており、就職前に長期間(半年~1年)のアルバイトに従事することができている。その間に社内の人間関係や社会人としての基礎を学ぶことができている。

アルバイトの段階から、必要により海外出張に同行させるなど、本人のスキルが生かせる仕事を与えており、入社時には即戦力として活躍できるようになっている。

中小企業といえども、仕事の内容が先端的な技術に関わるため、グローバル企業と肩を並べて仕事ができることが高いモチベーションになっている。

アルバイト時代からコミュニケーションをとっていることで、社内で良好な人間関係が築けている。社内でも外国人を受け入れる風土ができているほか、必要以上に外国人であることを意識した異文化交流への対応はしていない。

【採用のメリット】

最初に採用した韓国人社員は、韓国中小企業公社からの中小企業技術研修で派遣された新卒技術者が研修終了後に入社したもので、本社技術営業部門で10年以上の勤務経験がある。韓国支店開設以降は韓国支店長として両国ビジネスの橋渡しを担っている。

近年需要が増えている太陽光関連事業は、海外市場の成長が著しく、海外の見本市への出展も増えているが、出展後のフォローアップといった重要な業務を任せることができており、取引の拡大や新たな顧客の開拓を可能にしている。

日本と現地の両方の文化を知る人材であるため、交渉の際に双方との間を取り持つ存在になっている。たとえば、仕様書や契約書の体裁などについてそれぞれの企業文化を踏まえた上でカスタマイズするといったことが可能になっている。

【求める人材像・人材の確保について】

工学的な基礎知識や一定水準の日本語力は必要となるが、その他には異文化交流に対して前向きであること、コミュニケーション力のある人材が、その後の定着を考える上では必要な要素。

今後は、現地営業拠点の事業拡大に際して、現地マネジメントの必要から、工学系以外の留学生も考慮しており、立命館アジア太平洋大学(APU)や別府大学へのアプローチも行っている。

インターンシップの受け入れは歓迎しているが、福岡など遠方の大学からは滞在費の負担の問題もあり、学生が来ることがない。結果として、県内からの人材募集に限られてしまっている。

【企業の概要】

本社所在地 大分県由布市狭間町高崎97-1
設立 1976年
代表者 代表取締役 石井源太
主な製品・事業 半導体組立て検査製造、半導体製造装置や太陽電池製造装置、駐輪場の精算機、医療・健康機器などの製造販売等
従業員数 213人
海外事業の主な対象国 台湾、韓国、タイ、中国 など
新卒留学生社員数 3名
外国人社員の出身国 韓国(2名)、中国(1名)
外国人社員の採用時期 1998年
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